フェージング通信路における多レベル符号化と空間ダイバーシチの併用システムにおける誤り評価と訂正能力配分の最適化

正本 利行  内山 卓也  荻原 春生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J81-A   No.3   pp.428-436
発行日: 1998/03/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 情報理論,符号理論
キーワード: 
多レベル符号化,  フェージング,  ダイバーシチ,  符号間干渉,  最適訂正能力配分,  適応等化,  

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あらまし: 
符号間干渉のないフェージング通信路に対し,ダイバーシチ受信システムに多レベル符号化変調を適用したときのビット誤り率(BER)の近似理論値を求めた.この近似理論値はシミュレーション結果とよく一致しており,シミュレーションによる符号評価の代わりとして利用できることを示した.そこでこの近似理論値を用いて,長さ31のBCH符号を用い,符号化率63/93とした場合のBER=10-6における最適な誤り訂正能力配分をブランチ数2,3について求めた.その結果,レベル1,2,3に対してそれぞれ(3,2,1),(5,1,1)ビットの誤り訂正能力を与えた場合が最適であることがわかった.また,符号間干渉波がΜ波の場合のフェージング通信路における,インタリーブ・適応等化・多レベル符号化結合システムの信号対雑音比(SNR)=ηdBにおけるBERが,SNR=η-10log10(Μ+1)dBにおける(Μ+1)ブランチの場合のBER近似理論値によって推定可能であることを示した.