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修理情報を用いたMinimal Cut Setsに基づく故障診断の考察
高橋 將人 田中 健次 鈴木 和幸
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J81-A
No.2
pp.237-245 発行日: 1998/02/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 論文 専門分野: 信頼性,保全性 キーワード: FTA, 診断アルゴリズム, 検査順序, 保全技術, 2状態システム解析,
本文: PDF(636KB)>>
あらまし:
本研究はシステム故障原因を特定するための故障診断方法について述べる.本研究で検討する電子装置等のシステム故障は,部品の組(Minimal Cut Sets)の故障により発生するものとする.本研究の故障診断の目的は,故障原因となった部品の組,MCSを同定することである.従来研究ではシステム故障はただ一つのMCSによってのみ生じると仮定していたが,本研究では複数のMCSが故障原因として生じている場合を扱う.特に複数MCSをより少ない検査回数で同定するために,診断の過程で従来の検査だけでなく故障部品の修理を取り入れた診断方法を新たに提案する.更に,修理を伴う診断に有用な性質と規則を導出し,MCSを同定するアルゴリズムを表す.また,最適な検査手順を求めるための関数方程式を数値例と共に示す.
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