DCT特徴のクラスタリングに基づくニュース映像のカット検出と記事切出し

有木 康雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.9   pp.2421-2427
発行日: 1997/09/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
カット検出,  DCT,  クラスタリング,  記事切出し,  ニュース映像,  

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あらまし: 
本論文では,ニュース映像から個々の記事を自動的に切り出す方法を提案している.ニュース映像の各フレームを,離散余弦変換(DCT)で圧縮し,このとき得られるDCT特徴でシーンカットを検出する.カット検出の従来法では,隣接するフレーム間の差分をもとにしているため,画像の一部または全体の明るさが変化する場合に,誤検出が生じていた.本研究では,同一シーン中の連続するフレームは類似しているという性質に基づいて,ニュース映像中のフレームをクラスタリングすることによって,この問題を解決している.ニュース映像は「スタジオから現場に移りスタジオに戻る」というシンタックス上の構造をもっている.この構造は,検出したカット点フレーム集合においては,ループとして観測されるため,ループ検出によってスタジオを推定し,記事を切り出している.NHKのニュース30日分に対して実験を行い,カット検出率87.9%,記事切出し率99.2%を得た.また,民放3社のニュース10日分に対して,記事切出し実験を行いその有効性を示した.