文字列商標を抽出する有効な方法

長嶋 秀世  錦見 真央  野口 弘貴  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.7   pp.1818-1825
発行日: 1997/07/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
画像認識,  類似検索,  人間の主観,  特徴量の選択,  

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あらまし: 
本論文では,登録された膨大な商標群の中から文字列で構成された商標だけを抽出する方法を提案する.これは,文字列で構成された商標が人に言葉として意味を与えるため,それらの類似性に対しては図形の形状よりも,文字やその並びによって影響されるものと思われるからである.このことから,文字列で構成された商標を別にすることで,人間の平均的主観を導入した類似商標検索システムの精度の向上に役立つものと思われる.本論文では,文字列が1段で構成されている商標を抽出の対象とし,抽出法に線形回帰分析を,特徴量の選択に偏相関係数,相関比を用いた.文字列1段商標190個を含む1843個のサンプル商標を対象とした実験結果から,特徴量の選択に偏相関係数の大きさを用いた方法が特に優れており,文字列1段商標の抽出率は100%文字列以外の商標を文字列1段商標と識別した割合は0.2%となり,その有効性が確認された.