エネルギー最小化原理を使用した角膜内皮細胞の抽出

金谷 典武  白井 良明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.7   pp.1705-1711
発行日: 1997/07/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
パターン計測,  エネルギー最小化原理,  一般化ハフ変換,  角膜内皮細胞,  

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あらまし: 
角膜内皮細胞画像から細胞を抽出する手法の多くは,写真撮影された画像を対象に行われているため,フィルムを現像するための作業および時間が必要となり問題になる.テレビカメラ入力により得られた画像を対象にすると得られる像が低コントラストになり,ノイズを多く含むことになるので細胞抽出は困難である.本論文では,これらの問題を解決するため,テレビカメラ入力により得られた角膜内皮細胞画像を対象に細胞形状を抽出する方法について提案する.本手法は,第1に,入力画像のエッジの方向を検出し,それをもとに一般化ハフ変換を応用して細胞の中心位置を検出する.次に,細胞の中心位置を基準に輪郭モデルを発生させ,細胞の輝度情報,輪郭モデルが細胞中央から離れようとする力,輪郭モデルの滑らかさを基準に輪郭モデルのエネルギーを設定する.動的計画法を利用して,このエネルギーを最小化することにより細胞形状を決定する.この手法を用いて実際の角膜内皮細胞画像から細胞形状の抽出実験を行い,その有効性を確認した.