扇型受容野特性をもつオペレータを用いた消失点検出法

皆川 明洋  後藤 敏行  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.6   pp.1415-1422
発行日: 1997/06/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 特徴抽出
キーワード: 
消失点検出,  Hough変換,  扇型受容野,  γ-θパラメータ空間,  再量子化,  

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あらまし: 
本論文では,扇型受容野に基づく角度ヒストグラムを利用して消失点を検出するアルゴリズムについて述べる.この方法は,消失点において画像中の直線群が集中することにより,角度ヒストグラムが特定の方向にピークを形成するという性質を利用したものである.従来,直線状受容野に基づく角度ヒストグラムの検出はHough変換を利用して比較的高速に実現できたが,特徴点の検出漏れや重複検出という相反した問題があった.本論文では,従来法の問題について議論すると共に,検出漏れのない扇型受容野を用いることにより安定な消失点検出法を提案する.更に,扇型受容野に基づく方法のもつ演算量の問題に対して,Hough空間を拡張した3次元パラメータ空間を用いることにより,従来のHough変換と同等のオーダの演算量で,各画素で扇型受容野に基づく角度ヒストグラムを検出し評価できることを示すと共に,評価実験により本手法の有効性を確認した.