図形の構造に基づく計算機による発見手法

村田 剛志  志村 正道  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2       pp.1152-1159
発行日: 1997/05/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
発見,  知識獲得,  平面幾何,  構造,  

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あらまし: 
観察で得られたデータをもとに有用な定理や法則を発見する上で,対象を構成している構造がしばしば重要な役割を果たす.そのような構造からデータを獲得することによって,組合せ爆発を回避し一般性のある定理を発見することが可能になる.本論文では平面幾何の領域において,図形の基本的な構造である三角形のデータを用いることで有用な定理を発見する手法を提案する.我々はこの手法に基づき,幾何構造に基づく発見システムDIGESTを計算機上に構築した.DIGESTは図形を自ら生成し,三角形の面積の関係についてのデータを観察して発見を行っており,メネラウスの定理やチェバの定理などのよく知られた定理の再発見だけでなく,新しく有用な定理の発見にも成功している.