MMR符号の削減手法に関する比較評価

黒須 康雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.3   pp.762-771
発行日: 1997/03/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
2値画像,  画像圧縮,  高画質化,  高速化,  MMR符号,  MR符号,  

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あらまし: 
画像通信の高速化や高画質化を経済的に実現するため,標準符号化方式の高能率化が求められている.本論文では,MMR符号化方式が2次元相関を利用して圧縮効率を高めていることに着目し,符号化過程の各状態からノイズ成分に多く含まれる水平モード符号を除去する3種の符号削減手法を提案する.文書画像を対象に圧縮率,処理速度,画質の3点から3手法を比較評価した.その結果,ランレングス符号からの削減手法が最も優れており,従来のMMR符号と比べ最高19.6%,平均12.7%増の圧縮率,2値画像を対象とした手法と比べ2803倍の処理速度,更にノイズ成分の除去による高画質化を達成した.従って,ランレングス符号からの削減手法により,実用的な処理時間で圧縮率の高いMMR符号を作成できることを明らかにした.