韻律制御パラメータ数を考慮した評価尺度に基づく韻律句境界の自動検出

平井 俊男  樋口 宜男  匂坂 芳典  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.2   pp.513-520
発行日: 1997/02/25
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 音声,聴覚
キーワード: 
音声合成,  基本周波数制御,  音声データラベリング,  韻律句境界,  

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あらまし: 
規則音声合成システムの構築に必要な音声データのラベリングの自動化を目指して,音声の基本周波数(以下F0)の時系列パターンをもとに,韻律制御単位の一つである韻律句の境界を自動的に検出する手法を提案した.本手法では,さまざまな韻律句境界の位置を仮説としたF0パターン分析を行い,その結果をもとにそれぞれの仮説の適切さを比較して最も評価の高い仮説を韻律句境界の検出結果とする.韻律句境界位置の仮説の適切さを定量化するため,従来用いられてきたF0推定誤差に加えて,F0制御モデルパラメータの統計的特徴から求まるパラメータ値のもっともらしさや,仮定している韻律句の数を適切に抑えることを考慮した評価尺度を提案する.提案手法をラストデータ250文に対して適用した結果,従来手法と比べて韻律句境界検出率が27.3%向上することが判明した.