投票配列を1次元化したハフ変換による円検出の高速化について

市川 幸司  泉田 正則  村上 研二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J80-D2   No.11   pp.2949-2957
発行日: 1997/11/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
ハフ変換,  投票配列,  ローカル極座標,  2次元円検出,  1次元円検出,  

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あらまし: 
筆者らは先に,図形上の点を極とするローカル極座標を用いて,ハフ(Hough)変換における投票配列の次元数を3次元から2次元に減らすことにより,円検出の処理時間を短縮する手法を提案した.本論文では,上記の手法を更に高速化するため,円上部の形状特徴に基づくローカル極の選択によって投票配列を1次元化した「1次元円検出手法」を提案する.本手法では,円を表現する方程式のパラメータが中心のy座標だけとなるので,パラメータ空間に対応する1次元の投票配列を用いたシンプルな処理によって,非常に高速な円検出が可能となる.ここでは,まず1次元円検出手法について説明した後,大小多数の円からなる画像を対象に実験を行い,投票配列の1次元化による処理時間短縮効果を確認する.更に,本手法による計算量の低減効果について理論的な検討を行うほか,検出能力についても考察を加え,本手法が円検出高速化のための有効な手段となることを明らかにする.なお,本手法はある程度整備された条件のもとで入力された極めてノイズの少ない画像を対象としている.