波長可変光ファイバグレーティングを用いた全光ファイバ型Qスイッチレーザ

今井 健之  小向 哲郎  山本 貴司  中沢 正隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J80-C1   No.5   pp.195-203
発行日: 1997/05/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
Qスイッチング,  ファイバレーザ,  光ファイバグレーティング,  エルビウム添加ファイバ,  ピエゾ電気振動子,  

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あらまし: 
光ファイバグレーティング(FG)の反射波長の張力による変化を利用したQスイッチエルビウム添加ファイバレーザについて報告する.このレーザの共振器は長さ0.5mのエルビウム添加ファイバと,その両端に融着接続された二つのFGからなっており,励起光源には1.48μm帯半導体レーザを用いている.FGの反射波長制御は,FGを取り付けた金属棒に曲げを与える方法,およびピエゾ電気振動子(PZT)によって張力を与える方法を用いた.Qスイッチング動作は,FGの反射波長をPZTを用いて高速に変化させることによって行われる.その結果,入射ポンプ光パワー26mW,繰返し1kHzの条件でパルス幅2.46μs,ピークパワー2.1mWのパルスが得られ,また,FGの反射波長を調整することにより発振波長を4nm変化させることができた.また,FGのもつ反射スペクトルの形状,FGの反射波長の移動量および入射ポンプ光パワーと得られる光パルスのパルス幅との関係を明らかにした.