CDMAマイクロセル移動体通信システムにおける不均一トラヒックを考慮したダイナミックセル構成法の効果

武尾 幸次  佐藤 慎一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2       pp.565-577
発行日: 1997/07/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 専門分野: 移動体通信
キーワード: 
CDMA,  マイクロセル,  不均一トラヒック,  セル形状,  送信電力制御,  

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あらまし: 
将来を見据えた移動体通信システムにおいては,加入者数,情報伝送量の増大を考慮したマイクロセル方式は必須な手段である.しかし,マイクロセル化に伴いトラヒックの不均一が顕著となり,通信品質や加入者容量に影響を及ぼす.著者らは,CDMAマイクロセル移動体通信システムにおいて,上記の問題を解決するためにダイナミックセル構成法(DCC: Dynamic Cell Configuration Scheme)を提案する.本方式では,基地局が自律的にパイロット信号電力ならびに上り回線目標電力を適応制御することにより,セル形状を柔軟に構成し,不均一トラヒックに伴う基地局間の通信品質差を是正し,システム効率低下を抑制する.本論文では,ダイナミックセル構成法の装置構成,動作原理を述べ,本方式の性能を解析,シミュレーションにより評価し,本方式がCDMAマイクロセルシステムにおけるトラヒック不均一性に対し有効であることを示す.