高速ディジタル移動無線における多波モデル用適応等化器の一構成

大神 正史  境田 博  高畑 文雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.7   pp.558-564
発行日: 1997/07/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 移動体通信
キーワード: 
周波数選択性フェージング,  多波モデル,  フレームタイミング,  2重等化方式,  適応等化器,  

本文: PDF(452.7KB)>>
論文を購入




あらまし: 
高速ディジタル移動無線において,多波モデルで表現されるマルチパス伝搬による周波数選択性フェージングに対する実用的な対策技術として,等化用のトレーニング系列と最も強い相関を示す到来波からフレームタイミングを確立するフレーム同期と組み合わせた2重等化方式に基づく判定帰還型適応等化器に,2種類の信号処理を新たに付加することによって良好な特性が得られることを示す.提案する信号処理の原理は,仮想的に先行波および最終遅延波に同期したデータ系列を時間シフトによって作成し,最良の適応等化結果を選択するというものである.計算機シミュレーションを用いた特性評価では,変調方式として16値QAMを採用し,シンボル周期間隔で遅延した3波から6波のモデルに対して,フレームタイミング,Eb/N0およびシフト量に対する誤り率特性を定量的に明らかにする.