素子電界ベクトル回転法による衛星軌道上のフェーズドアレーの測定

田中 正人  松本 泰  小園 晋一  鈴木 健治  山本 伸一  吉村 直子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2       pp.63-72
発行日: 1997/01/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
素子電界ベクトル回転法,  フェーズドアレー,  衛星搭載アンテナ,  

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あらまし: 
衛星軌道上にあるフェーズドアレーの各素子アンテナの励振振幅位相の測定について述べる.フェーズドアレーのそばに衛星構造体があることや衛星への取付け誤差,また軌道上熱変形等により,各素子アンテナの励振振幅位相は所望の値からずれる.ビーム走査や各種パターン合成のためには,この振幅位相誤差を知る必要がある.フェーズドアレーの振幅位相測定に有効な方法として素子電界ベクトル回転法がある.この方法は素子アンテナの位相を移相器により変化させたときのアレー合成電界の振幅変化を測定するだけで,素子アンテナの振幅と位相が求められ,位相を直接測定することが難しい衛星軌道上のフェーズドアレーの測定に適している.この方法を用いて,衛星軌道上にある技術試験衛星型に搭載されているフェーズドアレーの励振振幅位相を測定した.また,測定で得られた位相をもとに,設計値に合うように位相補正したときのビーム指向精度を測定し,測定値の妥当性を評価した.