コプレーナ導波路給電による準光学アンテナ・ミキサ

西村 寿彦  土田 克実  石井 望  伊藤 精彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.12   pp.1076-1083
発行日: 1997/12/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
準光学アンテナ・ミキサ,  コプレーナ導波路,  FB比,  2周波動作,  高周波損失,  

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あらまし: 
準光学アンテナ・ミキサは,高周波信号(RF)と局部発振周波(LO)を空間的に受信し,直後に中間周波数の信号に変換するシステムである.このシステムを用いることで,高周波回路は不要となり,特に周波数が高いときには,損失を大きく低減することができる.本論文では,準光学アンテナ・ミキサを実現するシステムとして,ミキサダイオードを装荷したコプレーナ導波路給電による2周波マイクロストリップアンテナを提案する.従来,準光学アンテナ・ミキサに用いられてきた受信部において,一方向からRFとLOを合成して入力していたため,LOの入射がRFの入射に干渉するという問題があった.そこで本論文では,基板の両側でRFとLOを独立して受信することができる構造を用いて準光学アンテナ・ミキサを構成した.まずミリ波帯において,受信部の設計を行い,電磁界シミュレータを用いてその特性を明らかにした.更に,マイクロ波帯において,本システムを試作し,受信部の2周波動作およびミキシング動作に関する実験を行った.その結果,本システムが準光学アンテナ・ミキサとして機能することが確認された.