複数の円柱人体モデルにおける吸収電力

中村 隆  内田 和芳  徳丸 仁  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.10   pp.899-905
発行日: 1997/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 電磁環境
キーワード: 
人体影響,  複数の人体,  円柱人体モデル,  SAR,  積分方程式法,  

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あらまし: 
携帯電話等,移動体通信の普及に伴い,電波の人体影響についての関心が高まっている.これまでさまざまな人体モデルでの電力比吸収率(SAR)の計算結果が多数報告されているが,それらの多くは1体の人体モデルを対象としたものである.しかし,実際の電磁環境では,複数の人体が存在する状況も考慮する必要がある.本論文では,2体の円柱人体モデルを用いて,平面波が入射する場合と線波源が近傍にある場合の平均SARと局所SARを計算している.計算により,2体が存在する場合のSARは1体のみの場合に比べ,平面波入射では平均SARで約1.5倍,局所SARで約1.7倍,線波源近傍の場合では平均SARで約2倍,局所SARで約1.6倍となることがわかった.最悪ケースを見積もるための一例として参考となる結果が得られた.