16値振幅位相変調方式における(4,12)型同心円信号点配置とその受信特性

町田 正信  半田 志郎  大下 眞二郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B2   No.10   pp.815-822
発行日: 1997/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
(4,12)型同心円信号点配置,  同期検波,  多シンボル検波,  MAP推定,  レイリーフェージング,  

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あらまし: 
16値振幅位相変調方式において,内円に4,外円に12の信号点を配する(4,12)型同心円信号点配置を提案する.この配置は同期検波において良好な静特性を示すと共に,位相成分に差動符号化・遅延検波が適用できるという特徴をもつ.しかし一方で,振幅に対して差動符号化が適用できないため,振幅検波にMAP推定を用いた多シンボル検波を適用し,フェージング通信路における特性の改善を図る.本論文では,まず(4,12)型配置の振幅成分に包絡線検波,位相成分に同期検波を適用したときの静特性を示し,他の配置方式との比較を行う.この結果,従来のQAM,スターQAM方式に比べ大幅な利得改善が得られることを確認している.次いで,多シンボル検波に用いるMAP推定の評価式を導出し,信号点配置に依存した事前確率の項が評価式に大きく関与することを明らかにしている.また観測シンボル数が6以上にて,振幅成分に包絡線検波を用いたときの誤り率特性に漸近することを示し,更にフェージング通信路における誤り率特性を計算機シミュレーションにて確認し,多シンボル検波の有効性を示している.