並列チャネルシステムにおけるGo-Back-N ARQ方式の特性解析

陳 春祥  小松 雅治  樹下 行三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B1   No.4   pp.169-178
発行日: 1997/04/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 交換,通信処理
キーワード: 
Go-Back-N ARQ,  並列チャネルシステム,  スループット,  待ち行列,  

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あらまし: 
送受信局が複数の並列チャネルで接続された通信システムでは,1スロットタイムにチャネル数と等しい数のパケットを同時に伝送できる.通常,伝送待ちパケット数がチャネル数未満であれば,パケットを伝送しないアイドルチャネルが生じる.そこで,アイドルチャネルでパケットのコピーを伝送すれば,並列チャネルシステムにおけるARQ方式の性能が改善されると考えられる.チャネル数が大きいと,パケット割当てが過度に複雑になるので,ここでは,パケット割当てが簡単な2チャネルモデルを使って,アイドルチャネルによるコピー伝送がGo-Back-N ARQ方式の性能向上に寄与することを明らかにする.そのため,パケットを先着順にパケット誤り率の小さなチャネル1と誤り率の大きなチャネル2に順次割り当てる基本割当法と,基本割当法でチャネル2がアイドルであれば,チャネル1で伝送すべきパケットのコピーをチャネル2で同時伝送する修正割当法を考える.そして,修正割当法によって系内パケット数および遅延の特性が改善されること,およびその改善特性を明らかにしている.