指向性アンテナを用い多並行送信を可能とする時分割マルチプルアクセス方式

秋月 治  鈴木 紳吾  六浦 光一  大下 眞二郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J80-B1   No.10   pp.719-728
発行日: 1997/10/25
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
キーワード: 
パケット無線網,  プロトコル,  TDMA,  指向性アンテナ,  並行送信,  TDMA/PT,  

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あらまし: 
筆者らはさきに,各端末の送信電力を制御することにより,TDMAにおいて複数端末が並行してパケットを伝送できる方式,「並行送信を可能とした時分割マルチプルアクセス方式(TDMA/PT: TDMA with Parallel Transmission)」を提案した.TDMA/PTでは,地理的位置関係により,自端末の伝送するパケットが先順位端末の伝送するパケットと衝突しない場合には並行してパケットを伝送できる.TDMA/PTでは,各端末は他端末の位置を把握しており,またパケットを伝送する前に先順位端末の送信情報を得ることができる.従って,TDMA/PTに指向性アンテナを用いた場合,並行送信確率の増加による性能改善が可能と思われる.本論文では,TDMA/PTに指向性アンテナを用いた伝送手順を提案する.また,TDMA/PTでは,IDの連続する2端末の並行送信のみを考えており,並行送信の確率はあまり高くはできなかったが,本論文では3端末以上の並行送信を可能とする伝送手順を提案し,その性能改善効果を検討する.