GB積に対する極感度に注目した高周波能動RCフィルタ

沖根 光夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.9   pp.1403-1412
発行日: 1997/09/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: アナログ信号処理
キーワード: 
能動RCフィルタ,  演算増幅器,  GB,  信号処理,  

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あらまし: 
汎用の演算増幅器を理想モデルとして扱い能RCフィルタを構成すると,実現する周波数やQに依存するが約数kHz付近からフィルタ特性は悪化する.この原因は主として有限GB積となるが2次極,出力抵抗,入力容量等もその要因として挙げられる.本論文では,先に報告したGB積のみを補償した正相増幅器を用いたフィルタに注目し,2次極,出力抵抗,入力容量の各不完全性による影響も補償すると共にGB積に対する極感度を低くする設計法を提案している.設計の手順としては,まずGB積に対する極感度を低くする設計法を示し,上記の各不完全性によって生じる振幅誤差を極力抑えるよう2種の回路パラメータを調整することにした.本手法を用いることにより,これらの不完全性によるフィルタ特性の悪化をかなり防ぐことができることを構成例ならびに実験例で示している.