2次経路の変動を考慮した適応アクティブノイズコントロール

江 帆  小代 尚尊  佐野 昭  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.6   pp.862-871
発行日: 1997/06/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
キーワード: 
アクティブノイズキャンセリング,  騒音能動制御,  適応制御,  適応フィルタ,  エアダクト,  

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あらまし: 
騒音源からの音圧信号を事前にマイクロホンで検出することにより,2次音源から人工的に制御音を発生させて目標点の騒音レベルを抑制するアクティブノイズコントロールにおいて,主音源の移動や伝搬経路の変動がある場合には,適応制御は不可欠となり本質的な役割を果たす.本論文では,新たなスピーカやマイクロホンを導入することなく,1次経路および2次経路の変動の両者に対して適応的にノイズをキャンセルできる新しい適応アルゴリズムを提案する.本手法は,個々の伝搬経路を直接同定するのではなく,二つの等価的な伝搬経路のインパルス応答をリアルタイムで同定することにより,それに応じて同時に適応コントローラを調整しノイズをキャンセルする点に特徴があり,これにより最も一般的な状況下での適応制御が可能となった.提案するアルゴリズムの有効性を,試作したエアダクトの能動消音実験を通して検討した.