複数修理保全モデルにおける最適保全方策に関する一考察

高橋 將人  鈴木 和幸  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.4   pp.677-683
発行日: 1997/04/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 信頼性,保全性
キーワード: 
状態監視保全,  最適方策,  TP2,  モニタリング,  マルコフ決定過程,  

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あらまし: 
状態監視保全システムは,モニタにより観測された故障兆候に基づきシステムに対して最適な保全方策を施す予防保全である.しかし,モニタはシステムの真の状態を表示するとは限らず,誤った情報を観測者に伝えることがある.そのため適切でないアクションを施してしまい,保全コストを増大させることが起こり得る.本研究ではこのような不完全なモニタを用い,システム状態の時間的推移を考えた場合に保全コストが最小となる最適保全方策を求めることを目的とする.このような状況下における状態監視保全モデルとして,取り得る修理方策数を任意に設定できる複数修理保全モデルを提案し,最適保全方策を求める際に有用となる定理を導出する.更に,得られた定理を用いて最適保全方策を求める場合の計算に要する時間について検討を加える.