カオスをもつ2体フロー型神経回路モデルのモジュール統合

佐野 彰  國藤 進  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.1   pp.74-82
発行日: 1997/01/25
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DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 非線形問題
キーワード: 
カオス,  多体神経回路モデル,  Nozawaモデル,  Hebb則,  Lyapunovスペクトラム・次元,  

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あらまし: 
脳で行われる情報処理がもつ特徴の一つは,領野やコラムに代表される分散的な機能構造と,同時にそれらの間での統合的な処理過程である.本論文では,複数モジュールから成る神経回路モデルの基礎的な構造として,2体のモジュール間に1方向結合をもつモデルを与えた.その上で,神経回路モジュールの統合機構としてカオスの有効性を示した.また,2体1方向結合モデルのモジュール間結合密度とパターン想起特性の関係を明らかにし,外部入力パターンの形態に依らず,双方のモジュールでパターンを保持できるA領域と呼ぶモジュール間結合パラメータの領域が存在することを確認した.