触覚ディスプレイを用いたGUIオブジェクトの探索法

海老名 毅  猪木 誠二  三宅 輝久  高橋 寛子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.11   pp.2007-2016
発行日: 1997/11/25
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DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: コミュニケーション基礎
キーワード: 
触覚ディスプレイ,  視覚障害者,  グラフィカルユーザインタフェース,  スクリーンリーダ,  

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あらまし: 
視覚障害者がGUIアプリケーションを操作するためのソフトウェアとして,テンキー操作と音声合成装置を利用した画面読上げソフトが普及しつつある.しかしテンキー操作はマウス操作に比べ,GUIオブジェクトの探索に時間がかかる.よってGUIの登場によって晴眼者と視覚障害者の情報アクセスの格差は広がりつつあるため,視覚障害者がGUIを快適に操作できるシステムの開発が望まれている.我々はGUIオブジェクトの階層と機能を触覚で,オブジェクトのラベル名を音声で表現することにより,GUIオブジェクトを非視覚的に表現する方法を提案する.次に本方法の有効性を調べるため,視覚障害者を被験者とした評価実現を行う.実験結果の解析を行い,GUIオブジェクトの探索において我々の提案する探索方式は,テンキーを用いた探索方式よりも速く目的のオブジェクトを探索でき,かつユーザに与える負担も少ないことを示す.また視覚障害者は,触覚を用いたGUIオブジェクトの探索作業時に直接操作を行っていることを示す.