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ルックアヘッドDelayed LMSアルゴリズムに基づくパイプライン適応フィルタ
松原 勝重 西川 清史 貴家 仁志
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J80-A
pp.1902-1909 発行日: 1997/11/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 専門分野: ディジタル信号処理 キーワード: パイプライン処理, DLMSアルゴリズム, 新しいルックアヘッド変換, LDLMSアルゴリズム,
本文: PDF(474.4KB)>>
あらまし:
パイプライン化が可能な適応アルゴリズムとして遅延最小平均2乗(DLMS: delayed least mean square)アルゴリズムが知られている.従来のDLMSに基づくパイプライン適応フィルタは,動作クロックレートと収束特性がトレードオフの関係にあり,これらを同時に改善できない.本論文では,DLMSを新しいルックアヘッド変換に基づき拡張したルックアヘッドDLMS(LDLMS: look-ahead-based DLMS)アルゴリズムと,そのパイプライン処理構成を提案している.提案法により,適応フィルタは収束特性を劣化させることなく高い動作クロックレートでパイプライン処理が可能となることを示している.提案法は,収束特性に影響を与える遅延量(実効遅延量)を,所望の動作クロックレートの下で最小化できる特徴をもつ.また計算機シミュレーションにより提案法の有効性を確認している.
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