圧電振動子のハイパワー特性測定法とその圧電トランス設計への応用

広瀬 精二  高橋 貞行  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J80-A   No.10   pp.1621-1636
発行日: 1997/10/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 招待論文 (超音波パワーエレクトロニクス論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
圧電振動子,  共振せん鋭度,  誘電体損,  ハイパワー,  圧電トランス,  

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あらまし: 
圧電振動子のハイパワー特性,すなわち大振幅励振下での共振せん鋭度や発熱および等価回路定数を正確に測定することは,超音波パワーデバイスの厳密な設計ならびにハイパワー使用に適した優れた圧電材料の開発に不可欠である.本論文では微小振幅から大振幅にわたって簡便にこれらの特性を測定する方法について述べる.その結果を利用して,最近実用化されて着目されている液晶バックライト点灯用圧電トランスの設計に応用する手法ならびにその結果について言及する.また,ハード系圧電セラミックスにおいては微小振動レベルではほとんど無視できる誘電体損が,大振幅状態になると振動を介して電気的損失として現れる実効的な誘電体損が急激に増大し,それ以上はもはや振動エネルギーは増大しないことになる.本論文の後半では,この実効的な誘電体損を含むすべての等価回路定数を測定できる新しい方法についても詳述する.