分散協調問題解決におけるプランの再利用について

菅原 俊治  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J79-D2   No.6   pp.1098-1105
発行日: 1996/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 人工知能,自然言語処理,認知科学
キーワード: 
分散人工知能,  プランニング,  学習,  マルチエージェントシステム,  協調,  競合解消,  分散,  

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あらまし: 
本論文では,ある程度類似した問題が繰り返される環境での分散協調問題解決に対し,プランの再利用を適用する方法について述べる.複数のエージェントによる分散プランニングでは,協調を実現するために各エージェントがそれぞれの観点から協力してプランを生成する.このため,コストの高いタスクとなる.プランの再利用は,過去の類似した問題に対するプランを使って,効率的なプランニングを実現するものである.プランの再利用をマルチエージェントに適用するときの第1の論点は問題の類似性である.つまり,あるエージェントが同一の問題と判断しても,他のエージェントは全く異なるゴールや観点をもっているかもしれない.ここでは,ある条件のもとで,他のエージェントのゴールにかかわらずプランの再利用が有効であることを議論し,再利用を含めたプランニングの方法について述べる.最後に,実験的に効率的なプランニングが可能であることを示す.