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等高線の収縮変形による地形復元
小松 香爾 品川 嘉久 國井 利泰 上田 穣
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J79-D2
No.6
pp.1072-1079 発行日: 1996/06/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 論文 専門分野: コンピュータグラフィックス(CG) キーワード: 断層画像, 輪郭線の補間, 収縮輪郭, 拡散方程式, 臨界点,
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あらまし:
3次元物体を,何枚かの2次元平面で切った際に現れる,断面の情報から復元することは,地形復元,医用画像処理,ソリッドモデリング,リモートセンシングなどの分野において重要である.断面から,もとの3次元形状を復元するためには,断面補間を行わなければならない.従来の輪郭線からの断面補間法は,輪郭線上の点のみを用いて,表面を生成するため,例えば,激しく変化する等高線を補間すると,自己交差した表面をもつ地形が生成されてしまうことがあった.更に,分岐している等高線を自動的に補間する手法は,複雑な分岐に対しては,うまく働かなかった.本研究では,拡散方程式に基づき,断面形状を,任意の形状に,連続的に収縮させる,収縮輪郭モデルを提案する.本モデルを等高線の補間に用いることにより,激しく変化する等高線間に存在する尾根や,等高線が分岐している場合の鞍なども,自動的に,滑らかに復元することができる.
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