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マルチモーダル入力環境下における音声の協調的利用-音声作図システムS-tgifの設計と評価-
西本 卓也 志田 修利 小林 哲則 白井 克彦
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J79-D2
No.12
pp.2176-2183 発行日: 1996/12/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 特集論文 (音声言語によるコミュニケーションシステムの実現に向けて(音声認識,合成,対話処理,システム構築の諸問題)論文特集) 専門分野: 対話音声の特徴,認識,ユーザインタフェース キーワード: マルチモーダルインタフェース, 音声認識, 音声応用システム, インタフェースの原則,
本文: PDF(580.8KB)>>
あらまし:
マルチモーダルインタフェースの枠組みの中で音声入力がどのようにインタフェースの改善に貢献し得るかを検討し,そこで得た知見を生かしたマルチモーダル作図システムS-tgifを作成・評価した.システムの作成にあたっては,インタフェースの原則論に従って音声の特長である操作性および手順連想容易性を生かし,欠点である状態理解容易性,頑健性を他で補うよう努めた.評価実験の結果,システムの利用を開始してまもない時期あるいは一時利用を中断した後などにおいては特に音声の利用効果が高く,課題の完了までに要する時間を80%に減少できた.ユーザがシステムに熟練すると音声の利用の客観的効果は薄れるが,特定のコマンドでは音声の利用率が90%を超え,また主観評価の結果でも高い評価を得るなど,音声入力はユーザから支持された.このように,インタフェースの原則論に従って音声の効果的利用を考慮することにより,有用なインタフェースを構築できることが示された.
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