部分木に基づく構文規則と前終端記号バイグラムを併用する対話音声認識手法

竹澤 寿幸  森元 逞  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J79-D2   No.12   pp.2078-2085
発行日: 1996/12/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (音声言語によるコミュニケーションシステムの実現に向けて(音声認識,合成,対話処理,システム構築の諸問題)論文特集)
専門分野: 音声認識用言語モデル,認識後処理
キーワード: 
連続音声認識,  音声言語処理,  音声言語統合処理,  構文規則,  部分木,  統計的言語モデル,  

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あらまし: 
音声翻訳ないし音声対話システムの構築を目指して,自然で自発的な発話を対象とする対話音声認識の研究を進めている.領域や課題に対する移植性を良くしたい.そのための一つのアプローチとして,構文規則に基づき部分木系列をスコア付きの仮説として出力する音声パーザの検討を行っている.まずポーズ情報に着目し,ポーズ情報で区切られた区間を部分木で表現するような文法を設計・試作した.我々の集めている旅行会話データベースに対して部分木を単位としておおむね文法が記述できることと,前終端記号バイグラムの概要を述べる.次に,部分木に基づく構文規則と前終端記号バイグラムを併用する対話音声認識アルゴリズムを述べる.更に,旅行会話データベースに対する実験結果を報告し,その効果を認識する.その結果,文法を単独で用いたり,前終端記号のバイグラムを単独で用いたりするよりも,その二つを併用する方が良いことがわかった.