特徴ベクトル間の非類似度を帰属度ベクトル間の非類似度とする音声認識

坪香 英一  中橋 順一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J79-D2   No.12   pp.2039-2046
発行日: 1996/12/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (音声言語によるコミュニケーションシステムの実現に向けて(音声認識,合成,対話処理,システム構築の諸問題)論文特集)
専門分野: 音声認識用音響モデル,話者・環境適応
キーワード: 
Kullbuck-Leibler divergence,  ファジーベクトル量子化,  帰属度,  事後確率,  DPマッチング,  

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あらまし: 
特徴ベクトルをそれの各クラスタに対する帰属度を要素とする帰属度ベクトルに変換することにより,照合すべき二つの特徴ベクトル系列を帰属度ベクトル系列に変換し,帰属度ベクトル間の非類似度をKullback-Leibler Divergence(KLD)で与え,この非類似度に基づいて前記時系列パターン間の距離をDPマッチングにより求めるパターン比較法を提案する.これは,我々が既に提案している相乗型FVQ/HMMに対応し,相乗型FVQ/DPと言うべきものである.この方法はSPLIT法の拡張であるとも言える.スペクトル同士を直接マッチングするダイレクトスペクトルマッチング方式も含め,音声認識におけるこれら二,三の方式の比較を行う.実験の結果,本提案に基づく方法が計算量,認識率のいずれに関しても最も好ましい特性をもっていることが示される.