仮想服飾環境PARTY - 人体が動く場合の衣服形状計算法 -

坂口 嘉之  美濃 導彦  池田 克夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J79-D2   No.10   pp.1712-1718
発行日: 1996/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: コンピュータグラフィックス(CG)
キーワード: 
衝突モデル,  CG,  PARTY,  服飾計算,  仮想現実,  人体モデル,  アニメーション,  

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あらまし: 
人体の動きに応じて変形していく衣服形状の数値計算法について述べる.衣服の変形過程は人体の形状と人体の動きに影響されるため,衣服形状を計算するには人体と衣服の衝突を計算する必要がある.人体と衣服の衝突モデルには物理モデルと幾何モデルがある.物理モデルでは,人体の動きが衝突を介して衣服に伝わるために,リアルな衣服形状を算出できる利点がある反面,計算コストの高い衝突計算が多くなり,計算効率が悪いという欠点がある.一方,幾何モデルでは,人体と衣服は同一運動系に属すると仮定するために衝突計算は不要である.この幾何モデルでは,人体の動きに応じて対応する衣服の部分を移動させればよく,高速な計算ができる利点がある反面,衣服形状は人体に貼りついたようなものになる欠点がある.本論文では,幾何モデルと物理モデルを段階的に併用し,両者の利点を生かし欠点を補い合う,新しい衝突モデルを提案する.実験として,衣服を着た人体に歩行の動作を与えた場合の衣服形状変化の数値計算を行い,人体の動きに追従した衣服形状計算が可能であることを確認した.