表面電荷法と有限要素法の2段階手法による人体モデル内誘導電流密度の解析

千葉 敦生  伊坂 勝生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J79-B2   No.1   pp.86-93
発行日: 1996/01/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 電磁環境
キーワード: 
表面電荷法,  有限要素法,  人体モデル,  誘導電流密度,  電界,  

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あらまし: 
交流電界と人体とのカップリング現象によって人体内に誘導される電流の密度の解析には,積分方程式による方法および有限要素法による方法等が提案されている.しかしながら,3次元人体形状を有するモデル内の方向成分を含む誘導電流密度を,人体諸組織の導電率を考慮して解析する有効な手法がいまだ見つかっていない.そこで筆者らは,(1)表面電荷法により人体モデル表面から流入する誘導電流を求め,(2)この値をアイソパラメトリック6面体要素を用いた有限要素法に境界値として適用する,という2段階計算法で,3次元形状モデル内の誘導電流密度を解析する手法を開発した.本手法は,人体諸組織の有する電気定数である導電率と誘電率を直接考慮して,モデル内部の誘導電流密度を解析できる.本モデル内の誘導電流密度の解析結果は同一形状の金属性人体モデルの実験結果から確かめられた.