マッハツェンダー型光変調器を用いた微小エレメント電界センサの特性評価

田島 公博  桑原 伸夫  小林 隆一  徳田 正満  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J79-B2   No.11   pp.744-753
発行日: 1996/11/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 特集論文 (EMC計測技術論文小特集)
専門分野: アンテナ・センサ
キーワード: 
EMC,  電界センサ,  アンテナ測定,  光変調器,  光計測,  電気光学効果,  準マイクロ波帯,  

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あらまし: 
近年,1GHz以上での無線機器や電子機器近傍の電磁界評価やEMC試験設備の特性評価において,電界センサが必要とされている.光変調器を用いた電界センサは,広帯域で小型化が容易であるためこのような目的に適している.本論文では,ニクロムをガラスに蒸着することにより形成した,長さ10mmのエレメントをもつ電界センサの構造と特性について述べている.まず,電界センサの等価回路に基づいて,その周波数特性をモーメント法により解析し,エレメント長と電界センサの周波数特性の関係を明らかにした.つぎに,電界センサを実際に作成し,その特性を求めた.その結果,センサの感度変化は4GHzまでは±4dB以内であり,測定により求めた周波数特性は電界センサきょう体の誘電率を考慮した解析結果とほぼ一致し,解析により周波数特性を求めることが可能であることがわかった.また,測定結果より,最小検出感度は16mV/mであり,従来の同程度のエレメント長の電界センサの約100倍であること,指向特性は同調ダイポールアンテナと同程度であること,空間分解能はエレメント長と同程度は期待できることがわかった.