通信サービス要求記述における概念の理解手法

小林 吉純
榎木 浩
張 遷仁
太田 理
寺島 信義

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J79-B1    No.8    pp.560-571
発行日: 1996/08/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信ソフトウェア
キーワード: 
要求記述,  オントロジー,  概念理解,  通信サービス,  自然言語,  記述の視点,  

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あらまし: 
情報化社会の進展に伴い通信サービスに対する要求はますます多様化する傾向にあり,この要求に迅速に対処するためには要求の早期明確化が必須である.このためには利用者自身による要求定義が必要で,その記述手段としては自然言語が最良である.しかし,自然言語の表現は多様であり,利用者の記述の視点もさまざまであるため,表現の意味理解手法が問題となる.本論文では,自然言語で記述された通信サービス要求の意味理解を目的として,まず表現の多様性がネットワーク,端末,利用者の3者間のインタフェースの視点,このインタフェースの両側の視点,論理/物理情報の視点という三つの直交した視点に起因することを明らかにする.次いで,対象領域である通信サービスを操作手順と機能の観点からモデル化し,それに基づき通信サービス概念を体系化し,通信サービスオントロジーを構築する.更に,概念と表現の対応管理に基づいた意味認識方法を提案する.最後に,自然言語記述から形式言語記述への変換を通じ,本手法の有効性を示す.