多重化バーストパケット入力待ち行列システムの再生過程近似による性能評価法

阿部 俊二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J79-B1   No.6   pp.383-395
発行日: 1996/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
キーワード: 
トラヒック解析,  バーストトラヒック,  多重化バースト,  再生過程近似,  

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あらまし: 
バーストパケットの到着過程を超指数分布(H2)で近似し,その重畳流を入力とする待ち行列システム(ΣH2/G/1)の性能をH2/G/1で近似評価する方法に関係する.このような近似法は重畳過程を再生過程で近似する方法であり,QNAやAlbin法が知られている.QNAやAlbin法は,到着過程ならびにその重畳過程を2次までのモーメントを用いて近似する方法であるため,任意のひずみ度(3次のモーメントに対応する量)をもつバーストパケットの重畳からなるΣH2/G/1システムの評価には適用できない.本論文では,3次モーメントまでを考慮できる非対称H2の分布でバーストパケットを近似し,その重畳過程をH2の再生過程で近似して性能評価する方法を提案する.非対称H2の重畳をH2で近似する際,重畳過程の2次および3次モーメントの推定法が重要となる.バーストパケット到着数の変動指数I(t)から各モーメントを推定する方法を述べる.平均待ち時間に関する計算機シミュレーション結果およびQNAとの比較から提案性能評価法の有効性を示す.