変換ネットの自己同型群

国持 良行  猪股 俊光  田中 源次郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J79-A   No.9   pp.1633-1637
発行日: 1996/09/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: レター
専門分野: 
キーワード: 
ネット,  同型写像,  自己同型群,  

本文: PDF(272.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
ネットは,プレース集合P,トランジション集合T,アーク集合F,およびアークへの重み付け関数Wの4項組からなる.これに,マーキングを加えた5項組は,ペトリネットと呼ばれ,計算機による並行システムの動作解析のモデルとしてよく用いられる.ここでは,ネット間の同型写像を定義し,ネット上の自己同型群に関するいくつかの性質を明らかにする.まず,任意の有限群Gに対して,Gを表現するネットを,変換ネットと呼ばれるネットを用いて構成する.そして,特定の重み付け関数を採用したGを表現する変換ネットN1N2であって,次を満たすものが存在することを示す.すなわち,N1の自己同型群Aut(N1)がGと同型となる.そして,N2の自己同型群Aut(N2)がGの自己同型群Aut(G)と同型となる.