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意味属性を利用した音声認識のための連想情報について
関口 芳廣 神部 知明 山口 剛太 鈴木 良弥
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J79-A
No.2
pp.187-196 発行日: 1996/02/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション論文特集) 専門分野: 知的活動・コミュニケーション支援 キーワード: 連想情報, 意味属性, 音声認識,
本文: PDF(755.5KB)>>
あらまし:
人間と機械の円滑な対話を実現するためには,人間がもっている対話に関する知識を機械にもたせ,それらの知識を利用して,音声認識や応答音声の生成を行うことが望ましい.著者らはこれまで,音声認識のために,構文,意味情報のほかに連想情報を利用する研究を行ってきたが,そこでは,まだ単語間の直接的な連想関係のみしか扱えなかった.この論文では,人間の連想には,単語間の直接的な連想と意味属性間の連想があると仮定して,新たに意味属性間の連想関係を定義した.意味属性間の連想関係によって,一般常識に近い連想情報を表現できるようになった.そして,意味属性間の連想と筆者らがこれまでに提案してある単語間の直接的な連想情報とを併用することにより,どちらか一方だけを利用したときよりも一般的な文章において,適切な連想が行えるようになり,実際の音声認識で連想情報を利用する場合にも,より確実な単語連想が行えるようになった.更に,この方法は,新しく登録する単語の連想情報にも容易に対処できる利点がある.
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