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最小遅延量をもつオーバサンプルDFTフィルタバンクの設計
小林 弘幸 貴家 仁志
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J79-A
No.11
pp.1801-1807 発行日: 1996/11/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 論文 専門分野: ディジタル信号処理 キーワード: 低遅延, オーバサンプル, DFTフィルタバンク, 完全再構成, サブバンド適応フィルタ,
本文: PDF(413.5KB)>>
あらまし:
フィルタバンクが完全再構成条件を満たすとき,全体の伝達関数は単一遅延となる.サブバンド適応フィルタなどへの応用では,この遅延がそのまま音声信号などの伝達遅延につながってしまう.本論文では,フィルタバンクのチャネル数が間引き率の整数倍であるオーバサンプルDFTフィルタバンクに対して,その遅延量を考察し,最小遅延量をもつフィルタバンクの設計法を与える.まず最初に,完全再構成条件と因果性を満たすフィルタバンクの最小遅延量は,間引き率やフィルタタップ数によらず,チャネル数-1で与えられることを示す.次に,この最小遅延量をもつフィルタバンクの設計法を定式化した.最後に,具体的な設計例を示し,本方法の有効性を確認した.
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