オフセットを用いた内挿DPCMの符号化誤差低減法

町澤 朗彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J78-D2   No.6   pp.906-912
発行日: 1995/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
画像符号化,  内挿予測,  符号化誤差,  オフセット,  前処理,  

本文: PDF(424.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
内挿DPCMは一般に用いられている外挿DPCMに比べて予測能力は高いが,復号時に量子化誤差が重畳し,画像サイズに比例する拡大係数によって量子化誤差が拡大されるため,符号化誤差が極めて大きくなる欠点を有している.本論文では被符号化画像の画素値にオフセットを加え,量子化誤差の小さな画像に変換するオフセット調節法を新たに提案し,実画像に対する計算機シミュレーションにより効果を確認した.オフセット値は,オフセット値と補正画像の量子化誤差の関数として推定される符号化誤差を評価関数とする非線形最小化問題の解として与えられるため,評価関数の特性を利用して山登り法と1次元探索を組み合わせた最小化アルゴリズムを用いた.更に,画像の確率モデルを仮定することにより符号量を推定し,レート・ひずみ曲線を求めた.本方式を従来方式のサブサンプリング法と組み合わせることにより,3[dB]程度の画質改善,または0.3[bit/pixel]程度の符号量削減が可能となった.