Λ形トランジスタを用いた汎用形ハードウェアニューロンモデル

関根 好文  山崎 昭広  黒澤 開輝  佐藤 典子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J78-D2   No.1   pp.131-139
発行日: 1995/01/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング
キーワード: 
特徴抽出細胞,  パルス形ニューロンモデル,  Λ形トランジスタ,  ハードウェアニューロンモデル,  ニューラルネットワーク,  

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あらまし: 
我々は,脳内に存在するいくつかの神経回路網のうち,聴覚神経系のもつ特徴抽出機能を工学的に応用する基礎研究として聴覚神経系を構成する特徴抽出細胞の特性をハードウェアモデルで構成する研究を行っている.先に,3端子のΛ型素子であるΛ形トランジスタを用いることで,定電流刺激に対して連続のパルス発振を示すパルス形ハードウェアニューロンモデルを構成でき,電圧制御端子を複数にすることにより,定電流刺激に対して時間と共に発火頻度,しきい値を制御できるモデルが構成できることを報告した.本論文では,まずΛ形トランジスタの等価回路を構成する相補形のFETの双方のゲートをデュアルゲートΛ形トランジスタのゲートとして用いる構成の特性等について解析を行い,両極性のゲート電圧で特性を制御できることを示している.次に,このΛ形トランジスタを用いて一つのハードウェアモデルで持続形,順応形,ON形,OFF形の各細胞モデルを実現できる汎用形パルス形ハードウェアニューロンモデルが構成できることを明らかにしている.