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プリマッチング回路を用いた超広帯域モノリシック抵抗整合形高出力増幅器
伊藤 康之 望月 満 新居 眞敏 河野 康孝 高木 直
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J78-C1
No.12
pp.664-676 発行日: 1995/12/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1893 論文種別: 論文 専門分野: マイクロ波,ミリ波 キーワード: マイクロ波, 増幅器, 高出力, 広帯域, モノリシック,
本文: PDF(773.1KB)>>
あらまし:
抵抗整合増幅方式を用いた広帯域高出力増幅器の回路設計において,まずFETの入出力インピーダンスの周波数依存性を小さくするプリマッチング回路を用いることにより増幅器の広帯域化が図れることを示す.次にFETの入力側に用いるプリマッチング回路として共振形定抵抗回路,FETの出力側に用いるプリマッチング回路として並列共振回路を提案し,そのインピーダンス整合法について述べる.最後にC~K帯で高出力増幅器を設計,試作し,本インピーダンス整合法の妥当性を確認する.試作した増幅器の性能は,5~21GHz帯で線形利得10±2.3dB,飽和出力28.3±1dBm,ドレーン効率12.6±2.2%が得られ,これらの結果は設計値と良く一致した.本増幅器で用いるプリマッチング回路は,FETの入出力インピーダンスの周波数依存性を小さくできるため,増幅器の広帯域化に有効である.またFETの出力側に用いる並列共振回路はリアクタンス素子のみで構成するため,増幅器の高利得化,高出力化にも有効である.
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