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弾性表面波デバイスを用いた酵素センサ
近藤 淳 今山 輝男 松井 義和 塩川 祥子
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J78-C1
No.11
pp.599-605 発行日: 1995/11/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1893 論文種別: 特集論文 (圧電デバイス論文特集) 専門分野: 弾性表面波デバイス,センサ キーワード: すべり弾性表面波, 音響電気相互作用, 酵素センサ, ウレアーゼ, 高感度化,
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あらまし:
圧電結晶上を伝搬するすべり弾性表面波(SH-SAW)は,ひずみ波と圧電効果による圧電ポテンシャルが結合して伝搬する波であり,また液相系センサとして利用できる.負荷液体と伝搬面が直接に接触している場合,音響電気相互作用により液体の電気的特性変化が検出できる.本論文では,酵素により基質が分解されるときに生じる液体のpHやイオンの変化に着目し,SH-SAW伝搬面に固定化酵素膜をもつ音響電気相互作用を検出原理とする新しいバイオセンサを実現した.酵素としてウレアーゼを用いたSH-SAW酵素センサは液体中のウレアを高感度に検出可能であることがわかった.更に,センサの検出限界,経時特性,高感度化などについて検討した.
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