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自動従属監視(ADS)実験システムの開発と実験
石出 明 藤田 光紘 新美 賢治 松 文孝 湯川 清志
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J78-B2
No.5
pp.366-373 発行日: 1995/05/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1877 論文種別: 特集論文 (航法と交通管制論文小特集) 専門分野: キーワード: 航空管制, ADS, 衛星通信, データ伝送,
本文: PDF(577.1KB)>>
あらまし:
洋上管制において衛星データリンクを利用して航空機の位置を監視するための自動従属監視(ADS)システムを開発し,インマルサット衛星を用いた飛行実験により,その性能を検証した.実験システムは国際民間航空機関(ICAO)の国際標準案に適合するものである.飛行実験により,ADSデータの伝送の信頼性は高いが,通常の衛星回線条件において,Rチャネル伝送では約3.4秒,Tチャネルで約15.6秒の伝送遅延が生じる.衛星仰角が低いときは,上昇,下降,進路変更および巡航中の風の影響等による機体姿勢の変化により,衛星回線条件が悪くなり,伝送遅延の増加が発生する.Tチャネルの伝送遅延がRチャネルに比べ大きく,将来的に,航空機位置監視精度を更に高めるには,Tチャネル・プロトコルの改善等が必要である.
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