準ミリ波無線アクセス系における送信電力制御効果の一考察

眞部 利裕  吉田 彰顕  村瀬 武弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B2   No.1   pp.1-10
発行日: 1995/01/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
準ミリ波,  無線アクセス,  降雨減衰,  降雨減衰差,  送信電力制御,  

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あらまし: 
準ミリ波帯アクセス系無線システムにおいては基地局:CS(Central Station)を中心として加入者局:OS(Outstation)へ放射状に回線が設定される.このため,降雨時にCSでの干渉特性が劣化する.本論文では,降雨時CSでの干渉特性劣化軽減を目的とした送信電力制御法を提案し,CSにおける降雨時D/U 劣化改善効果を21GHz帯実験回線を用いたフィールド実験を通して定量的に考察している.提案する制御アルゴリズムは,オープンループの自律分散制御である.フィールド実験により,20dBの送信電力制御により降雨時CSでのD/U 劣化量の最大値を11.5dB軽減可能であることを明らかにしている.更に,送信電力制御に必要な伝搬パラメータである降雨減衰の速度を明らかにしている.提案した送信電力制御アルゴリズムの降雨減衰追随速度は67dB/sであり,21GHz帯で実測した降雨減衰の最大速度3dB/sに比べ十分大きく,提案した送信電力制御アルゴリズムが降雨減衰に十分に追随可能である.