係数単位適応型直交変換符号化方式

浜田 高宏  松本 修一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B1    No.7    pp.291-301
発行日: 1995/07/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化
キーワード: 
ミックスモード,  直交変換,  予測係数,  量子化,  

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あらまし: 
現在,画像信号の符号化方式として主流となりつつあるフレーム間DPCM/直交変換符号化方式に対し,特性改善を得ることを目的として,新たに係数単位適応型直交変換符号化方式を提案する.本提案方式は,従来広く用いられているブロック単位のインタ/イントラモード符号化に加え,直交変換係数単位に予測・量子化が最適に制御される新たな符号化モード(ミックスモード)が導入されていることが特長である.そして画像信号のモデル化に基づき,提案方式における予測係数・量子化器が理論的に最適化できることを示す.実画像データによるシミュレーション実験の結果,人間の視覚特性を反映した客観評価(重み付けSNR)のもとで,H.261型の標準方式に対しては4~6 dB,MPEG型に対しても3~4 dB程度の大幅な特性改善効果が得られることが明らかとなった.主観評価の観点からも,若干の解像度低下と引換えにブロック雑音はもとより,モスキート雑音も大幅に低減可能であることを確認した.