並行送信を可能とした時分割マルチプルアクセス方式

秋月 治  鈴木 紳吾  六浦 光一  大下 眞二郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B1   No.12   pp.846-854
発行日: 1995/12/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
キーワード: 
パケット無線網,  プロトコル,  TDMA,  並行送信,  シミュレーション,  

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あらまし: 
本論文では,各端末の送信電力を制御することにより,TDMAにおいて複数端末が並行してパケットを伝送できる方式,TDMA/PTを提案し,単一チャネルにおいて1を超えるスループットを実現した.本論文で提案する方式では,各端末にIDを付与し,基本的にはID順にTDMAで伝送するが,先行する端末の伝送するパケットのアドレスフィールドおよびコントロールフィールドを解析し,自端末の伝送するパケットが先行する端末の伝送するパケットと衝突しない場合には,並行してパケットを伝送できる.また,先行する端末の伝送終了時刻を事前に知ることが可能であり,各端末の負荷が均等でない場合や伝搬遅延が大きい場合にも,従来のプロトコルと比較して良好な特性を期待できる.TDMA/PTでは,IDの付与法により性能改善の効果に影響を与えるが,本論文では,性能改善を得るために効果的なIDの付与法についても検討し,その方式を示している.