イーサネット上のトラヒック特性によるパケット発生モデルについて

石田 陽子  高原 幹夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J78-B1   No.11   pp.664-671
発行日: 1995/11/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
キーワード: 
LAN,  シミュレーション,  イーサネット,  パケット発生モデル,  

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あらまし: 
現在ネットワークの急速な普及と共に,その性能評価用ネットワークシミュレーションツールも広く開発され使用されている.しかし,これらを活用するにあたって,パケット発生状態の定量的なモデル化手法がなく,従来多くの場合パケット発生間隔時間はポアソン分布に従い,パケット長は一定というモデルでシミュレーションが行われてきた.しかし,現在のLANは,各種のファイルアクセスや通信形態の多様化で,その発生状況は極めて複雑であり,従来のモデル化では十分に表せない部分が多いと考えられる.そこで,我々は実際の運用LANにおいてトラヒック測定を行い,各通信内容別にパケット発生特性を明らかにし,パケット発生モデルの定量的設計法を得ることを目的に研究を行っている.本論文は,現在最も普及しているイーサネット上でMAC層でのトラヒック測定を行い,通信内容や端末の種類(クライアントかサーバか)で発生状況に違いがあることを明らかにする.また,測定結果から発生パケット長を詳細にモデル化したシミュレーションを行い,従来のパケット長固定のモデルとの差異を示す.