実数入力FFT計算ネットワークの誤り検出

陳   後藤 宗弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J78-A   No.8   pp.1023-1034
発行日: 1995/08/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 信頼性,保全性
キーワード: 
フォールトトレランス,  故障検出,  高速フーリエ変換,  ディジタル信号処理,  

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あらまし: 
高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform, FFT)は,信号処理において,欠くことのできない処理の一つである.そのため,FFT計算の並列処理による一層の高速化を目的とした専用ハードウェアを利用することが多くなってきている.しかし,そのような専用チップでは,プロセッサ数の増加に伴い,回路レベルの故障が発生する確率が高くなり,故障のオンライン検出が必要になる.本論文では,入力データを実数に限定し,2点バタフライモジュールを基本回路素子とし,各段でN/2個の2点バタフライ回路をlog2 N段を含むFFT計算ネットワークに対して,出力データ同士を比較するのみで,回路内部の故障を検出する方法について考察する.FFT計算ネットワークが対称性をもつために,一般には単純な検出法を得ることが困難であるが,入力を実数に限定することによって,誤り検出が容易になることを示した.