ファジー論理関数の同定問題―部分関数がファジー論理関数で表されるための必要十分条件―

菊池 浩明  向殿 政男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J77-D1   No.7   pp.465-476
発行日: 1994/07/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: オートマン,言語理論,計算論
キーワード: 
ファジー論理関数,  論理式,  あいまい推論,  量子化集合,  正規性,  

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あらまし: 
n変数ファジー論理関数とは,n個の変数からなる論理式で表現される写像[0,1]n→[0,1]である.本論文では,定義域として,[0,1]nのある部分集合Aをもつ部分関数fA→[0,1]が与えられたとき,それを表現するファジー論理関数の同定を試みる.まず,無限濃度のファジー真理値を有限の値で考察するために,量子化集合を定義する.それらの性質を調べ,任意に与えられた部分関数を満たすファジー論理関数が存在するための必要十分条件(実現可能性)と,それが一意的に定まるための必要十分条件(一意性)を明らかにする.最後に,与えられたサンプルのあいまいな評価値から,その評価を決定していた本質的な論理構造を導出する簡単な例を示し,従来のニューラルネットワークやファジー推論による試みと比較検討する.